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【株式投資】塩漬けの是非

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副業に注目される世の中になってきました。

本ブログでも副業に近い話は以前しております。
社会人でやっておけばよかった、たった一つの事

副業といわれて最初に頭に浮かぶことは株式投資ではないでしょうか。
私も株で稼ごうとしておりますが、利益を上げることもあれば、損をすることもあります。

そして、株をするうえでよく聞かれる言葉に塩漬けがあります。
私は二度ほど塩漬け状態になったことがあり、一度目は損をし、二度目は利益を上げることが出来ました。

この記事では塩漬けで損をする場合と得をする場合についてご紹介したいと思います。

塩漬けとは

軽く塩漬けについてご説明します。

株の基本的な利益の上げ方は、株が安い時に買って、高い時に売るという方法です。
売った時の値段から買った時の値段の差が利益(損失)になるわけです。

では、1株300円で買って、買った後に1株30円に下がってしまったらあなたはどうしますか?

この時取れる選択肢は3つです。
①売ってしまう。
②さらに株を買う
③そのまま保持する。(塩漬け)

それぞれの選択をする理由を説明します。

①売ってしまう

買った株が暴落した場合に取られる選択の一つが売ってしまうです。

この選択肢は、株の価格が上がるのに時間がかかる場合やもう上がらないと判断された場合に取られます。
もし利益を出せそうな株がある場合、暴落した株を売って自由に動かせるお金を増やします。
そして、利益を出せそうな株を買った方が、株の暴落で生じた損失を早く回復させることが出来ます。

そのため、暴落した株は売ってしまうということが良く行われます。

②さらに株を買う

こちらの選択肢は株価が元に戻ると考えた場合に行われます。

大企業などが事故や災害、また最近ではコンプライアンス違反を犯すことで株価が暴落するケースが多々見られます。
しかし、これらのケースの株価の減少は本質が原因とは言えません。
つまり、業績が悪いなど本業が問題で株価が減少しているわけではありません。

そのため、株価はいずれ元の価格に戻ることが想像できます。
そして、株価が元に戻るのであれば、暴落した際の株価はチャートの底、最安値と考えることが出来ます。

よって、暴落した際にさらに株を買い足すということが行われます。

なお株式投資では、一つの銘柄に集中しすぎるのはリスクの分散といった観点から良くありません。

ちなみに後述しますが、私はこの買い足しをしきれずに数万円程度の利益を上げる機会を損失しています。

③そのまま保持(塩漬け)

そして、暴落した際の最後の選択肢が何もしないです。

この現象が起こる背景にはいくつかの理由が挙げられますが、主なものは二つ、
①いつか上がるだろう
②損をしたくない
の二つでしょう。

まず一つ目のいつか株価が上がるだろう、というのは暴落した株価が底値であるという考えからです。
底値であるからいつかは上がるだろうと考え、何年間も保持してしまいます。

一方二つ目の損をしたくないはそのままです。
暴落した株を売るということはかなりの損をするということです。
誰でも損はしたくありません。
ですから、元の価格まで戻るだろうと考えて何もしないという選択をします。

この塩漬けという行為は主に株の初心者がする行為で、動かせる資金を眠らせているため良くない行為と考えられています。

塩漬け失敗例

それでは、まず初めに私が犯した塩漬けの失敗例をご紹介します。

最初の塩漬けの失敗は株ではなく、為替でした。
為替とは円高の時に外国の通貨を買って、円安になったらその通貨を売るというものです。
通貨を株と考えれば株式投資と同じです。

2014年ごろ、私はブラジルの通貨であるレアルの価値が上がると考えました。
理由はオリンピックです。
2016年、オリンピックがブラジルで開催される予定でした。
また、ブラジルは経済が伸びる国の一例として常に挙げられていたので、当然通貨の価値も上がるだろうと考えていました。

そこで、私は通貨の推移を深く考えず1レアル(ブラジルの通貨の名称)が37円の時に4万円ほど換金し価値が上がるのを待ちました。
そして現在まで、レアルが37円を超えたことはありません。
2019年現在1レアルは約26円です。

すこしは勉強するようになり、政治が不安定ということもあり、もう上がらないだろうと考え売ってしまいました。

塩漬け成功例

続いて、塩漬けで成功した例をご紹介します。

2018年、ビートホールディングスという会社の株が高騰しました。
当時1株約160円の株が1株最高900円まで上がりました。

ご想像の通り私はこの株を買いました。
最初は1株400円で購入し、1株460円で売ることが出来ました。

しかし、高騰した株は一気に暴落することになりました。
株価が減少しても、戻るだろうと楽観していると、株価はみるみる下がり、最終的に4万円の損失を抱えることになりました。

ここで私はこの株を塩漬けすることにしました。
理由はビートホールディングスの株価の特徴です。

この会社の株価のチャートを見ると分かりますが、定期的に増減しています。
そのため、暴落した株価もそう遠くないうちに高騰するだろうと考え何も行動を起こさないようにしました。

結局、株価は1株70円まで下がることになります。
しかし、2019年10月からこの株が高騰し始めることになります。

この高騰したタイミングで動き始めた結果、最終的に利益を上げることが出来ました。

行ったことは買いましです。
私が持っていた株は取得価格の平均が400円程度でした。
そのため、高騰し始めて1株100円の時に買い増しを行い、取得価格が170円になるまで買い足しを行いました。
そして、株価が1株180円程度で利益が出たので売ってしまいました。

ちなみに、この記事を書いている段階では1株270円まで上がっているので、もう少し待っていればより儲けることが出来ました。

今回、塩漬けが成功した理由は過去の株価を観察し、どのような動きをしたかを確認したことだと思います。
株価は会社や業界によって特徴があります。

ビートホールディングスの株は定期的に増減するため、塩漬けの選択は有りだと判断しました。
しかし、めったに株価が変動しない株は暴落後に高騰する可能性は少ないため塩漬けの選択は避けた方が良いと考えます。

まとめ

塩漬けの失敗例と成功例をご紹介しました。

基本的に塩漬けは動かせる資金が少なくなるため、避けた方が良いです。
しかし、値動きが定期的に増減する場合には塩漬けはありだと考えています。
また、塩漬けをする際には買い増しをして取得価格を下げることをオススメします。