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研究職って忙しい?

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こんにちは。卑屈な化学者です。
よく研究職はホワイトだと言われます。
実際、私も就職前はそう考えていました。
そして、研究職となった今実際にどうなのかをお伝えしたいと思います。

基礎系研究職

基礎系の研究職、仕事内容が直接お客様と関わらない研究職はもっともホワイトな環境にある傾向があります。
一般に、基礎系の研究は明確な結果が出にくかったり、結果が出るまでに長い時間がかかることが多いです。
そのため、急に結果を求められることや結果を出すことをせかされることがあまりありません。
つまり、自分の裁量で仕事の進め方を決めることができるため、帰宅時間や一日当たりの業務時間を決めやすくなります。
こうして、ホワイトな仕事環境が生み出されるのです。
ただし、基礎系でも工場に関わる仕事や特許関係に関わると非常に激務になることもあります。

応用系研究職

応用系の研究職、仕事内容が直接お客様と関わる研究職は激務になる傾向があります。
お客様と関わる以上、締め切りがありますし、競合他社よりも技術力を上げる必要があります。
そのため、必死に研究をする必要があります。特に、締め切りに送れることは非常に問題ですので、出来る限り早く結果を出すことを目指します。
また、自社内だけでは間に合わないため、研究を外注もします。
それらの結果、扱うデータ数も増え業務時間も増すことになります。
また、お客様とやり取りをするわけですから、色々なところへ許可や報告をする必要が出てきます。
すると、作成しなくてはならない資料が多くなり、さらに業務時間が増えることになります。
以上のことから応用系の研究職は激務になりやすくなります。

工場

ちなみに、工場勤務は研究職よりも忙しいと思われます。
工場でトラブルがあった場合、工場が止まっている間利益が減り続けることになります。
そのため、トラブルの解決に全力を注ぐことになります。
全力を注ぐわけですから、休みの社員を呼び戻すこともあります。
つまり、工場勤務者は休みの予定が立てづらい傾向にあります。
ただし、工場勤務者の方が出世しやすいとも言われます(笑)
また、研究職は裁量労働制が多く、残業時間が一定なのに対し、
工場勤務者はきちんと残業代が出るため平均賃金も多くなる傾向にあります。

以上、労働時間の話題について取り上げました。
職種を選ぶ際の助けになればと思います。