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【投資信託】 出口戦略を考える

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投資信託は低い金額から気軽に出来る投資として人気です。

とくに、積み立て投資は「積み立てNISA」に代表するように多くの方がおススメする手法です。
実際に私も毎月一定額を積み立てています。

しかし、投資信託をする際に漠然と行っていませんか?

株式投資にも言えることですが、特に投資信託は売り時が難しいと考えています。
そこで、今回は投資信託の売り時、出口戦略について考えてみたいと思います。

買いよりも売りのほうが難しい?

株やFXは買いよりも売りのほうが難しいといわれることがしばしばあります。

これは保有する株などが含み益となっているときによく感じることです。

含み益が出た状態でいつ売るのがベストなのか。

これは非常に難しい問題ですが、多くの人は少しの利益で売ってしまうか、
逆に含み益のピークが過ぎた後に利益が減少して、もう一度上がるはずだと考えて利益がどんどん下がっていくのを指をくわえてみている状態のどちらかになりやすいです。

前者はFXなどでよく行われる「コツコツドカン」という状態です。
少しの利益で利益確定し、大きな損失で耐え切れずに損失を確定してしまい、トータルで見るとマイナスになることです。

一方、後者は損失回避の法則が働いた状態です。
人は得をするよりも損を避ける生き物です。
そのため、一度得ていた含み益が下がったら、減少分の利益を取り返そうとしてしまいます。
その結果、利益を確定する時期を逃して得られる利益が当初よりも少なくなるか、最悪の場合は損失が生まれてしまいます。

このように売りでより大きな利益を上げるには人間の性質から外れることをしなければいけないため難しいです。

保有資産が減る恐怖

もう一つ、投資信託の出口戦略を考えるうえで考えなければいけないことは、保有資産が減るということです。

投資信託で積み上げた金額というのは、いわば貯金のようなものです。

そのため、積み上げた投資信託を売却するということは、貯金が減ることと同じということです。
(もちろん、実際には売却するので、貯金額は増えるのですが・・・)

先ほども述べたように、人は得をするよりも損をすることを嫌います
特に、10年以上、それこそ老後のために数十年間も貯めていた投資信託を売却するとなると想像以上のストレスがかかることが予想できます。

また、投資信託を売却する場合は、年金にプラスした金額で暮らそうと考えていると思います。
しかし、人間はいつ亡くなるのかわかりません。
ましてや、近年は寿命が延びているため予想以上に長生きする可能性もゼロではありません。

そんなことを考えていた場合、蓄えていた資金が徐々に目減りしていくのはやはりストレスです。

そういったストレスが突如訪れた時に、積み立てていた投資信託を売却できるでしょうか?

おそらく難しいと思います。

そのため、今から投資信託の売却法、出口戦略を考えておくのは悪いことではありません。
むしろ今からやっておくべきことだと思います。

出口戦略① 売却する年齢を考える

出口戦略を考える際に重要なことは、売り時も機械的にすることだと考えます。

積み立て投資は機械的に買います。
そのため、暴落時など感情的には買いにくい時でも買えるというメリットがあります。

同様に売り時も機械的に決めたほうが感情で惑わされないので優れています。

そして、年齢も重要です。

投資信託をやっている理由の一つに老後のためという理由が挙がると思います。
そのため、投資信託を売却する年齢を考えます。

ただし、ピンポイントの年齢ではなく、ある程度幅を持ったほうが良いです。

理由はその時の経済状態がわからないからです。
日経平均はバブル崩壊から20年近く減少傾向が続きました。

さすがに、これほどの減少期間はないと思いますが、短期的に価額がドカンと下がる可能性はあります。

そのため、60~70歳の間にある条件を満たしたら売却するという条件を設けるべきです。
条件としては利率金額がわかりやすいと思います。

出口戦略② 利率で売る

そして、売るタイミングの一つ目は利率です。

株式投資は年率5%を持続させることができれば優秀と言われています。

これは、逆に言うと年率5%を超える運用益が出ている場合には下がる可能性が高いということです。
特に、長期間やっていればいるほどそうなるはずです。

そのため、5%を一つの目安にする方法があります。
つまり、平均の年率が5%を超えた時点で売ってしまうという方法です。

もちろん、4%を超えた時点でもまったく問題ありません。

重要なことは機械的に売れる条件を定めることです。

出口戦略③ 金額で売る

もう一つが金額です。

つまり、3000万円溜まったら売却するといった方法です。

こちらは直感的にわかりやすい方法かもしれません。
また、金額で決めたほうが後々の計画、例えば毎月何円切り崩すといったことが計画しやすいです。

まとめ

投資信託の出口戦略についてご紹介しました。

投資信託では出口戦略を決めていないとずるずると売り時を逃してしまう可能性が大きいです。

売却する年齢を決めて、売却する条件を設定することで機械的に売却できて売り時を逃すということを防ぐことが可能となります。

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