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初投稿ー無力感について

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こんにちは。卑屈な化学者です。
初投稿です。
何を書こうか迷いましたが、最初は無力感について書こうと思います(笑)

皆さんは無力感を感じたことがありますか?
卑屈な化学者という通り、私はネガティブ思考の持ち主です。
そのため、最近はマシになりましたが、ちょくちょく無力感を感じます。
とくに大学院生の時は非常に無力感を感じいろいろなことに絶望していました。
この記事では私がどのように無力感を感じるようになりどのように無力感を緩和していったのかを記したいと思います。
同じような悩みを抱えている人の助けになれればと思います。

こんにちは。卑屈な化学者です。
初投稿です。
何を書こうか迷いましたが、最初は無力感について書こうと思います(笑)

皆さんは無力感を感じたことがありますか?
卑屈な化学者という通り、私はネガティブ思考の持ち主です。
そのため、最近はマシになりましたが、ちょくちょく無力感を感じます。
とくに大学院生の時は非常に無力感を感じいろいろなことに絶望していました。
この記事では私がどのように無力感を感じるようになりどのように無力感を緩和していったのかを記したいと思います。
同じような悩みを抱えている人の助けになれればと思います。

1.小中学校

小中学生時代は無力感などまったくありませんでした。
小中学生のころは運動も勉強もそれなりに出来たので、むしろ万能感すら感じていました。
ので、飛ばします。

2.高校

この頃から少し無力感を感じ始めました。
高校生から無力感や絶望感を感じる方は多いのではないでしょうか?
とくにギリギリで第一希望の高校に入学した方は・・・。

私も運よく第一希望の高校に入学できた者の一人です。
高校に進学するにあたり、親からよく言われることが「高校で学ぶことは中学よりもはるかに難しいぞ」ではないでしょうか。しかし、中学に上がる前にも言われませんでしたか?

「中学で学ぶことは小学校で学ぶことよりもはるかに難しいぞ」と。

私は言われました。そして、中学ではそこまで難易度の上昇を感じなかったため、高校でも同じだろうと思っていました。

すぐにその考えが甘すぎたことを思い知ることになりました・・・。

高校では学ぶ内容は高度でした。特に数学には絶望しか感じませんでした。中学では大得意としていた教科であるにも関わらず、まっっっったく理解できませんでした。
意味を理解せずに公式をただただ当てはめる作業をしていた記憶が色濃くあります(笑)

そして、さらなる絶望が訪れます。

先にも述べた通り、私はギリギリで第一希望の高校に入学しました。
それは、同級生がみんな私よりも勉強が出来ることを意味しています。
さらっと記した通り、私は小中学生では勉強を苦にせず、運動もできたので万能感を得ていました。

そこから、一転真っ逆さまです。

同級生に負け続ける。というのが特にキツかったですし、これが無力感を感じ始めるキッカケかなと思います。
勉強を難しく感じるのは定量化、比較出来ませんが、同級生に負けるというのは定量化や比較が出来るため、プライドが傷つけられたのかなぁ~と今だから思います。

こんな感じでプライドを傷つけられつつ、期末試験で絶望を感じつつ過ごしていました。
しかし、なんやかんやあって、国立大学に合格することが出来ました。




そして、本格的に無力感を感じる生活が始まるようになります。

3.大学

大学では化学を専攻していました。
多くの理系学部にあるように毎週実験とレポートの提出が課せられます。
一般的にこのレポートは提出が必須で、未提出は即留年。私は幸いにも遅れたことはありませんが、提出が遅れた人は相当に怒られたという話を聞きました。

このレポートが私にとっては苦痛で仕方なかったです。
ネガティブ思考の私にとっては留年=人生の終わりのような考えがなぜかありました。
そのため、レポートにはかなり気を使いました。しかし、提出してもまたレポートを出さなければならず、あまり余裕のある精神状態ではいることが出来ませんでした。

そして、高校と比べてもっとも異なり、憂鬱になる制度が単位でしょう。
定期テストで良い点が取れなければ単位が得られず、再履修となります。この単位を決められた数取らなければ卒業することは出来ません。
この卒業出来ない、という事実がさらに必要以上のプレッシャーとなって精神にダメージを与えてきました。
勉強は当然、高校時代よりもさらに高度になり、授業で学ぶ内容の量も増えます。
そして、悪夢の定期テストです。このテストである程度の点を取らなければ単位を得ることが出来ません。すなわち、卒業できなくなる可能性が増すのです。

そのため、高校よりもはるかに日ごろから勉強していました。
しかし、やはり内容が難しいこともあり、思った以上の点数を得ることはできず、
一方、同級生は高校と同様、地頭が良い人が多かったです。そのため、いい加減そうな人や不真面目そうな人が良い点を取るなど、またしても私のプライドを傷つけるような出来ことにさらされるようになります。

また、大学では高校で行ってこなかったバイトも行うようになりました。
このバイトも私の無力感を増す要因となりました。

バイトは単発バイトや飲食店のバイトを行っていました。
単発バイトは問題なかったのですが、飲食店のバイトが大変でした。
飲食店のバイトで働くメンバーは基本30代以下と若いメンバーが大半でした。そして、その中で最も偏差値の高い大学に通っているのが私でした。

しかし、お世辞にも私の作業効率は悪く、戦力になれている気がまったくしませんでした。一方、周りのバイト含めたメンバーは非常にテキパキと作業をしていました。
このとき、まったく頭を使った活動もできず、周りに後れを取っている自分に非常に腹が立つと同時に所詮自分なんてこんなものだろうと考えるようになりました。

このように、楽しいキャンパスライフ!!とはまったく逆のキャンパスライフを送っていましたが、大学3年になると、さすがに大学生活にも慣れてき、少し楽しい生活が送れるようになりました。
さらに付け加えると、1、2年の時に苦しみながらも必修科目を含め多くの単位を得たことで、卒業に必要な単位を無理なく取れる予想が出来たことも一つの大きな要因だと思います。

そして、4年生では研究室に配属し、非常に楽しい生活を送ることが出来ました。
幸いなことに、私の研究室は非常にホワイトな環境で、何不自由なく生活を送ることが出来ました。
1、2年次の暗黒のキャンパスライフが嘘のようでした(笑)

4.大学院

大学4年の時に所属していた研究室は非常に満足度の高い研究室でしたが、どうせなら他の研究室にも行ってみたい。ついでに大学も変えたいと考え、院試を受けて別の研究室に移りました。

移った研究室もホワイトな研究室で満足度は非常に高いものがありました。
研究資金が豊富で、実験設備も良いものが揃っていました。
そして、その研究室にいたメンバーは非常に優秀でした。
私が苦としていた英語はみんな喋れますし、実験に関わる原理などもきちんと理解して実験を行っていました。

研究室にはよく勉強会やある論文を紹介し、その内容に関してディスカッションするといった会があると思います。当然、私が移った研究室でもありました。この勉強会等が非常に恐怖でした。

勉強会等では周りのメンバーは優秀なため内容を理解しつつディスカッションを行っていました。しかし、私は正直、付いていくことが出来ませんでした。そんな私にも「この本のこの章はこういう内容が書いてあります」といったことを紹介するメインの回があります。下調べや、事前の勉強はしましたが、やはり理解できないものは理解できません。その状態で本番になると、質問されても答えることが出来ません。しかし、そこは優秀なメンバーです。その場で、自分たちで議論し理解をしていきます。その間、私は黙ることしか出来ませんし、置いてけぼりをくらっている感覚です。こうして、ひさびさの無力感を味わうことになります。

さらに、これは研究者共通の悩みだと思いますが、良い結果が出ないこと続きでした。
そのため、月一での研究進捗報告会ではあまり良い報告をすることが出来ず、情けない思いをしたことも数知れません。

また、学会発表などでは、緊張しいのため質疑応答がうまくできず、後で「こう答えればよかったー」と悔しくなることも非常に多かったです。

このように、研究等々がうまくいかない生活でした。
ですが、研究資金や設備は悪くありません。
つまり、研究がうまくいかないすべての原因は、私の能力の無さだと考えるようになりました。
この考えを抱いてからは一気にネガティブ思考が加速していきました。
考えることが全てネガティブ気味になり、思い立ったことを行動に移すのも遅くなりました。

このネガティブ思考は就活にも大きく影響を及ぼしました。
周りの就活性はみんな自分よりもはるかに優秀に見え、エントリーシートも自己PRが出来ることなどないと考えてしまい、締め切り間近に提出、あるいは提出し忘れをするといったことがありました。そのため、、エントリーシートで落ちるといったことも理系大学院生の中では比較的多く経験していると思います。

しかし、なんとか数社から面接に誘われ、ステップを進めることが出来ました。
そして、最終面接前、自分でも信じられないことをしでかしました。

最終面接前に手書きで、自分の出身大学や、研究でどんなことをしているのかなどの紙を提出する必要がありました。この用紙の作成に非常に時間を費やしてしまいました。手書きのため、失敗すると一から書き直しです。最終面接の前日の夜から書き始めたのですが、書き間違えを繰り返し続け、、、
用紙の記入が完成したのは結局、最終面接の当日朝4時になっていました。
自分に絶望していました。もっと前から計画を持ってやっていればもっといらない不安を抱かず面接に行けたのに・・・と。

とはいえ、内々定を頂くことが出来、第一希望の企業だったこともあり晴れて就活は終了しました。
その後、苦労しつつも研究成果を出すことが出来、修士論文発表会も無事に終わり4月からの研修を待つだけの3月となりました。

この時、修士2年間ですでにかなりのネガティブ思考におちいっていた私は日に日に迫る4月に怯えながら過ごしていました。
「周りの同期はきっと自分なんかよりもはるかに優秀に違いない」とか、「研修で、誰がこんなやつ取ったんだと思われるんじゃないだろうか」とか、「先輩社員がとても厳しかったらどうしよう」とか他にもいろんな最悪のシミュレーションをし続け、3月31日には「会社に行きたくね~~、辞めて~~」と、いろんな人からぶん殴られそうなことを考えていました。

そして、幸運なことに会社に行き始めてからこの無力感は次第に薄れていくことになります。

5.会社

研修で初めて会った同期。はっきり言って、みんなさほど真面目じゃなかったですし、言い方が悪いかもしれませんが、思ったよりも優秀ではありませんでした。むしろこれでこの会社は大丈夫なのか?と思ったくらいです(笑)
とはいえ、これで悪いことを考えすぎていたと思いましたし、自分と同レベルの人も多かったので不安な気持ちも薄れることになりました。(ひどい人間ですね私。)

また、研修が終わり配属された人たちも良い人ばかりで、それまで感じていた無力感やネガティブな感情はだいぶ和らぐこととなりました。もちろん、仕事関係でネガティブになることはありますが、周りのフォローもあり、それほど気持ちが落ち込むことは今のところありません。

以上が私が感じてきた無力感の経験や、緩和した経験です。
参考になる方がいれば私も報われます。