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プレゼンテーション スライド作成法

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理系学生なら一度は作る必要があるプレゼンのスライド
製作者の意図が分かるスライドからなぜそのデータを載せたの?と言いたくなるスライドまで人によって完成度はマチマチです。
そこで、個人的に良いと思うスライドの作成方法についてご紹介したいと思います。

そもそもなぜスライドを作るのか?

そもそもなぜプレゼンテーションの際にスライドを作るのでしょうか。
それは口頭だけでは分かり難いからです。
口頭で数字を言われても瞬時に理解することは難しいですが、グラフなどを見せられれば直感的に理解できます。
そのため、本来メインは口頭で、スライドはあくまでサブです。
しかし、実情はスライドがメインで口頭がサブです。
それはスライドの情報を見たほうが直感的に理解することが出来、圧倒的に話が分かりやすくなるからです。
よって、スライドの重要性が格段に上がっています。

スライドを作る前に

スライドを作成する際に以下の手順を踏むとスムーズです。
①伝えたいことは何かを明確にする
②発表時間の確認
③スライド作成枚数の設定
④各スライドで言いたいことをまとめる
⑤スライドの作成
⑥修正
⑦発表!
以下、詳細について説明します。

①伝えたいことは何かを明確にする

もっとも重要な手順です。
ここがあいまいだと全てが崩壊します。
そもそもプレゼントは自分が伝えたいことを聴衆に理解してもらう場です。
そのため、自分が何を伝えたいか明確に理解していないと、当然聞く方も理解できません。
よって、この伝えたいことを明確にすることが最も重要なことになります。
出来ればワンフレーズまでまとめられると最高です!

②発表時間の確認

発表時間を確認することで、どこまで詳細を話せばよいかが想像できるようになります。
また、後述するスライド枚数を発表時間から決定します。

③スライド作成枚数の設定

発表時間が分かったらスライド作成枚数がある程度決まります。
1枚のスライドに使用する時間は1分(1スライド1分)が基本となります。
そのため、発表時間が5分なら5枚、20分なら20枚のスライドを作成することになります。(表紙は除きます。)ただし、あくまで目安です。

④各スライドで言いたいことをまとめる

スライド枚数を設定したら、各スライドで伝えたいことを整理しましょう。
出来ればワンフレーズで言えるくらいまでまとめましょう。
これは、「1スライド1メッセージ」と呼ばれる手法?です。
1枚のスライドにいくつも伝えたいメッセージが含まれると、聞く側は色々なことを考える必要があり非常に混乱します。その結果、次のスライドを聞きそびれてプレゼンの内容が分からなくなります。そのため、スライド1枚に込めてよいメッセージは1つであり、1つにするためにそのスライドで言いたいことをよく考える必要があるのです。

⑤スライドの作成

スライドに込めるメッセージが決まったらあとはイメージ通りに作成するだけです。
この段階では完璧を求めずひとまずスライドを作成してみましょう。

⑥修正

スライドを作成したら、最初から最後まで通してプレゼンをしてみます。
すると、様々な問題が見えてくると思います。
問題の種類としては二種類。一つ目は話の流れ、二つ目はレイアウトの問題です。
例えば、1枚のスライドに情報を詰めすぎて時間をかけすぎている。逆に、スライドに情報が無さ過ぎて、そのスライドが実は要らない、必要ない。などです。
情報を詰めすぎている場合はスライドを2枚にするなど分けたほうが良いでしょう。逆に情報が無さ過ぎるスライドは無くしてしまって、別のスライドに組み込むか、いっそ無くしてしまうのも一つの手です。
さらに、スライドの順番を変えた方が良い場合も多々あります。
このように、話の流れが悪いという問題がまず見えてきます。
一つ目の問題を修正したら、次はレイアウトを整えます。
レイアウトを整えるコツは規則性を作ることです。
例えば、似たグラフはサイズや配置統一する。強調する文字のサイズを統一する。グラフは左に、グラフから得られる解釈などは右に書く。などです。
もし、規則性、統一性を持たせないと、聴衆はスライドをパッと出されたときにどこから見るべきなのか、いちいち調べないといけません。その結果、話の理解が難しくなります。しかし、規則性があればスライドが出た瞬間に見るべき場所に目を向け話の理解に時間を割きます。見るべき場所を探すことに思考を割かないので話の理解がしやすくなります。

⑦発表!

スライドが完成したらいよいよ発表です。が、その前に、発表練習は必ずしましょう。
発表練習をしたかどうかは聞けば分かります
練習をしていない人はスライドが出てきた瞬間に何を話せば良いのか考える時間が長く、また整理出来ていないことが多いです。そういった発表を聞いても当然理解しにくいですし、場合によっては聞く側はイライラします。イライラすると余計に話が理解しにくくなります。
そうならないためにも、発表練習はしましょう。
目安はひとまず、スライドを説明する際にスラスラ言えるくらいです。

これがスライド作成の基礎です。
次の記事ではスライド作成を含めたプレゼンでの注意点をご紹介したいと思います。
引き続きよろしくお願いします。