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インターン生受け入れについて 受け入れ側の本音

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インターンシップに申し込むかどうか悩んでいますか?
インターンシップ生のお世話をすることが多くなってきたので、受け入れ側の視点をお伝えしようと思います。(人事の視点ではないのでご注意を)

私が働く会社について

私は現在、製造業の会社で研究開発の仕事をしています。
会社の規模は比較的大きく、いわゆる大企業に属しております。
私の会社ではインターン生が配属される現場は大きく二つに分けられます。
工場研究所です。
当たり前ですが、会社の収益や人員の数は圧倒的に工場の方が大きいです。
しかし、インターン生の受け入れ人数は半々くらいになることが多い気がします。
理由としては、工場が忙しすぎて受け入れ態勢が整っていないこと。および、研究所の仕事の方が大学生の研究内容とマッチしやすいからだと推測しています。
そして、私は研究所の人間で、研究所に配属されるインターン生のお世話をしていました。

どうやってインターン生の受け入れが決まる?

インターン生の受け入れ先や、そもそもインターンシップが受かるかどうかがどのように決まるかご存知ですか?
私も詳細は分かりませんが、おそらく人事が軽くふるいにかけ、ある程度の人数に絞ります。
次に人事が会社の部署に対してインターン生を受け入れたいか受け入れられるかの質問をします。
そこで、課長や部長などのマネージメント層が返答し、インターン生の受け入れ人数が決まるはずです。
その後、どのような人材を受け入れたいかを人事に伝え、候補者リストが配られます。
また、学生側もどのような仕事をしたいか、どの部に行きたいかを伝えます。
受け入れ側と学生側の希望が一致すれば学生側に受け入れられる旨が伝えられ、インターンシップに通過します。
以上から、分かるようにインターンシップに落ちたとしても必ずしも学生側が悪いわけではなく、受け入れ態勢が整わなかっただけの可能性もあります。
そのため、落ちたからといって必ずしも希望を捨てなくても良いと思います。

受け入れるまで

さて、インターン生を受け入れることが決まったあと、受け入れる部署は誰がインターン生を指導するかを決めます。
たいてい、若手が指名されます。つまり私です(笑)仕方ないですね( ´∀` )
指名された側としては、無責任に指導を任せる上司に多少のいらだちを感じます。しかし、インターン生に罪はないので、良い経験を積んでもらおうと色々考えます。
もっとも悩まされるのが計画です。インターン生は2~4週間程度しか職場にいません。その間に出来ることは限られます。しかし、下手に実験をしてもらい怪我をした場合、かなりの大問題になります。かといって、ただ実験を見せるだけでは退屈です。
そのため指導する側は、どのような実験なら危険が少ないか。どのような課題を与えれば退屈せずに済むかといったことを考えながら計画を建てていきます。
それなりにインターン生のことを考えて計画を建てているので、退屈だとしても恨まないでいただけるとありがたいです(笑)

受け入れてから

計画を建てたらいよいよインターン生が配属されます。
受け入れ側の希望としては明るく、はっきりとした話し方が出来る学生が入ってくれると助かります。
学生側が緊張するのは分かりますが、受け入れ側も多少なりとも緊張しています(笑)
そのため、明るい学生が入ってくれると接しやすくて助かります。
学生が入って来てからは基本的に計画を実行に移すだけですので、インターン生に問題が無い限りは一安心できます。(ここでいう問題は走り回るなど、非常識な行動のことです。普通にしてれば問題ありません。)
なお、受け入れ側は人事ではないので、インターン生がどのような思考をしているか、どのような行動をしているかといったことを深くは見ていません
また、人事ではないのでインターン生に会社をよく見せようといった行動もあまりとりません
そのため、インターン生の前でも悪いところがあるなら会社のダメなところを平気で言います
さらに、インターン生そっちのけで会話が盛り上がることもあります。
したがって、インターン中に聞いた会話内容はほとんど嘘偽りのない従業員の会話だと考えてよいと思います。
インターン生はこれらの会話から会社の雰囲気従業員の傾向をつかむのがベターな選択でしょうね。

受け入れ後

インターン生を受け入れた後は、指導員は受け入れたインターン生の評価を人事に提出します。ただし、よほどの失敗をしない限り指導員は良い評価をするはずです。理由としてはインターン生にマイナス点をつけるシチュエーションが少ないからです。
例えば、インターン生が得られた結果に対して考察が甘かったとします。しかし、研究分野が少し異なれば話が全く通じないというのはよくある話なので、考察が甘かったとしても研究分野が異なるから仕方ないかという思考になります。実験に失敗した場合なども同様です。
マイナスの評価が下されるのは明らかにインターン生に落ち度がある場合、寝坊や就業中に飲酒をしていたくらいでしょう。ほとんどの行動は無評価あるいはプラス評価となるはずです。特に、質問など自主的な行動は指導員としても興味を持ってくれていると感じ取ってプラスの評価となりやすいです。そのため、インターン生となった暁にはぜひ自主的に行動をしてみてください!

さて、インターン生の評価を人事に提出した後、受け入れ側の仕事は終了です。
そして、インターン生についての話題は以後ほとんどでなくなります。印象が良かったにせよ悪かったにせよです。

以上が今までインターン生を受け入れてきた立場で感じたことです。
何かしらの参考になればうれしいです。