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新たな戦争アニメ!?幼女戦記がおもしろい!!

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こんにちは。卑屈な化学者です。
私はAmazonのプライム会員というものに登録しています。
プライム会員には多数の得点があるのですが、その一つにプライムビデオというサービスがあります。
これは数多くの映画やアニメやドラマが無料で見れるというものです。(プライム会員になるには年数千円かかります。)
このプライムビデオに最近「幼女戦記」という作品が追加されました。
この作品が非常におもしろかったので、感想を記したいと思います。
ちなみに、タイトルから萌え系と考える人もいるかと思いますが、非常にハードな戦争アニメです。
また、幼女ですが、中身は男です。

あらすじ

主人公は現代社会の会社員です。
彼は非常に合理的な性格をしており、自身の保身のためなら躊躇をしないという性格です。
そのため、彼の仕事であるリストラの宣告も心を痛めずに着実にこなしていました。
ある日彼がいつも通りリストラを宣告すると、帰りの電車を待っている際にリストラを宣告された男に突き落とされてしまいます!
しかし、線路に落ちている途中に全ての時が止まります。そして、周りにいた人や電線に止まっている鳩が主人公に話しかけてきます。
曰く、時を止めたのは神であり、最近の人間は神を崇めなくなったというのです。ただの愚痴ですね(笑)
しかし、主人公は神ならばこんな理不尽なことを見過ごすはずがないからあなたは悪魔かそれに準ずる存在Xだと、神であることを認めません。
また、現代社会では科学が進歩し、満たされた世界であるため神を崇めるはずがないと断言します。
死ぬ間際なのに冷静です(笑)
そして、存在Xは科学が発展せず、過酷な状況に置かれれば神を崇めるのだな?と主人公を過酷な世界に巻き込むことにします。
時は動き出し、主人公は電車に轢かれて亡くなります。

しかし、主人公は死んでいませんでした!
正確に言うならターニャ・デグレチャフという女の子の赤ちゃんに生まれ変わっていました。
ただし、生まれ変わった世界は元いた世界ではなく、魔法が存在し、国家間で争いが絶えない異世界でした。
メタ的なことを言うと第一次世界大戦前のヨーロッパをベースとした世界でした。
また、魔法もファンタジー的なものではなく、生身で飛べる以外には銃弾の威力を上げる、銃弾を爆発させるといったもので、魔法でなんでも解決~といったことはできません。

魔法に優れた子はいずれは軍に徴兵されることが決まっており、魔法に優れた子に生まれ変わっていたデグレチャフは持ち前の合理性から9歳にして軍に入隊することを決意します。
そして、軍で昇進し後方勤務で悠々自適な生活をすることを目指します。

しかし、優れた戦闘技術や存在Xのちょっかいにより望まぬ戦火に身を投じることになるのでした・・・。

長くなりましたが、以上があらすじとなります。

戦闘描写

この作品の優れた点はまず戦闘描写です!
昨今の戦闘アニメは銃の発射音がリアルですが、この作品ももれなく非常に良い戦闘音をしています。
そして、何よりもスピード感が心地良いです。
魔法を使う兵士を魔導士と呼ぶのですが、魔導士の動きがエースコンバットの戦闘機をさらに滑らかに動かしたような動きで、こんな感じで飛んでみたいという動きをします!

また、カメラワークが非常に秀逸です。
動きが無い時はキャラクターに焦点を当て、軍隊のように数人単位で同時に動くときなどは全体画像を映して、軍隊らしく全員が同時にスムーズに動いている描写を示します。
この描写を見ることで、魔法はおまけであり、きちんとハードな戦争アニメだなと実感させてくれます!

キャラクター

キャラクターにも大変大きな魅力があります!
デグレチャあフは物語が進むにつれ大隊の隊長になります。
姿は幼女なのですが、部下への鼓舞や普段の会話が軍人のそれですので、次第に幼女が軍隊にいることに違和感を覚えなくなってきます。
また、デグレチャフの考え方は非常に合理的であり、作戦の指示も的確なため狙い通りの結果になります。そのため、視聴者はストレスなくデグレチャフすげ~と思いながらスカッとした爽快感を感じながら見ることができます。
そして、デグレチャフのさらなる魅力はやることなすこと裏目に出ることです(笑)
デグレチャフは保身のために後方勤務を望んでいます。そのために軍で良い成績を修めますが、単騎で敵の中隊を撤退させるなどすさまじい成績を修めすぎて、逆に前線で使わないともったいないだろうと思われ前線で酷使されることになります(笑)
他にも部隊が優秀すぎて次から次へと戦地に向かわされたり、保身とは真逆の結果となってしまいくすっと笑ってしまいます(笑)

また、デグレチャフ以外の唯一の女性キャラクターにセレブリャコーフという女性がいます。彼女はデグレチャフの副官、補佐のような役割を務めています。
このキャラクターもまた非常に良い味を出しています。
セレブリャコーフの魅力の一つは優秀であることですが、それ以外にもデグレチャフと部下の間を円滑にするバランサーとしての役割を適格にはたしていることが挙げられます。
そして、デグレチャフがピンチの時にもしっかりと助けるなどしっかりと自分の役割をこなしていることが彼女の魅力を引き立てています。

戦争

このアニメは戦争アニメです。
そのため、多くの人が殺されます。
また、街を占領された人が民間兵として街を占拠し、どのように合法的にその民間兵を排除するか。言い換えれば、どのように合法的に街を焼くかなども描写されます。
そのため、やはり戦争はやってはいけないことだなということも考えさせてくれる作品です。

以上が個人的に感じた幼女戦記の魅力です!
あまり、魅力を伝えられていない気がして悔しいのですが、非常に面白い作品ですので是非見てみてください!